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ブルー&フォーンのソマリとブルーのメインクーンのもへもへした日常


by kano_hina
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長い長いさんぽ

ゆずの最後の話、「長い長いさんぽ/(須藤真澄著)」を本屋で見つけたので購入。命日に販売って、、、もう1年なんですね。
同じフロアのインド料理屋でカレー食べながら読む。


そ、、、、、外で読むんじゃなかったーーーー(T-T)
と、こっそり涙しつつ読みました。

↓注 ネタばれです



猫と暮らしているといつかはくる別れ、、、、
それが淡々と、でもすごくリアルに描かれていました。
火葬に行くあたりの描写はすごくわかりすぎてつらいです。
姿がなくなることのつらさって言葉にあらわすことはできないです。

「やっちまった」
というところが哀しくて哀しくて、きっとどんな言葉を紡がれてもこの時の気持ちがなくなることはないのだろうと。後悔しない別れなんてきっとないけどもっと他の別れがあったんじゃないだろうかとか。16年も一緒に暮らした家族なんだよ。

かかりつけの獣医師は何を考え、何を思いそんな治療を選択したのだろうか。
なぜにきちんとした説明が飼い主である夫妻になされなかったのか。

16歳の猫、というと確かに高齢であり、さまざまな疾患がでてくる年齢。中にはもちろん治療方法のない病気もあり、延命しかできなかったり、病ではなく老いによる衰弱はどうすることもできない。
でもね、動物は諦めないし、飼い主だって多くは諦めたりはしないんです。

なぜにきちんとした検査の手順を踏んで診断をして治療をすすめなかったのか?併発する疾患のことを考慮しなかったのか。
おとなしい高齢の猫から検査に必要な分の採血をすることはとても容易なことで、金額だってそれほどはかからない。

「高齢だから」
「治療しても進行していく病気だから」
しなかったんだろうか?
それは本当に飼い主の望みだったの?

夫妻はゆずが亡くなるような重大な病気であることは知らなかったし、他に検査や治療があることも知らなかった。もっと病気について学ぶべきだった、と後悔はしても、、、、。

COMIX BOXでの連載の合間、合間に入るゆず漫画が大好きでした。
猫手(だったと思う)で初めて生ゆんたんを見た時に思ったよりかっこよくてびっくりしたり。
最後のお話だと思うと寂しいです。うーん、支離滅裂ですな(^^;;;)。
by kano_hina | 2006-01-16 18:53 | いろいろ